
ご覧になられている皆様にいくらかでも参考になればと思い、私の塗装とプロのモデリングをご紹介致します。塗装については
ROSANA が特にアピールしています2液型ウレタン塗料や、その他の技法についてのレポートです。
スプレーガン等の使用機具はプロ(工業用)仕様。SEP 7, 2003更新。
※更新遅れてます。済みません。
2液型アクリルウレタン塗料について
私達が愛用しています塗料はROCK PAINT製のPANAROCK(R)といいます速乾型2液
アクルウレタン塗料です。これはラッカー塗料に匹敵するほどの速乾性が特徴です。従来のウレタン塗料は初期乾燥(塗膜表面の乾燥)が遅く、完全硬化時間もかなりかかるというあまり良いイメージを持たれていないのが実情でした。
しかし、この塗料はそれらのデメメリットを改善させた画期的な塗料といえます。また、溶解力はラッカーより弱い為、樹脂素材の塗装にも向いています。それに「マルス」という種類が有り、吹き付け時にメタリックや、パールが流れないと言う同じ系統の塗料もあります。
私達はこの特性に目を付け、なんとかPS(ポリ・スチレン樹脂:プラモデルの材料)樹脂に使えないかと、考えました。そのまま使用しますとやはり素材を犯しクラッキング発生。「なんとかなんないのか!」悩みに悩むテストの毎日でした。何十回かテストした時、シンナーを換えてみたらどうかと思い、まずグンゼシンナーにて希釈そして塗装。なんとか使えました。でもウレタン独特の艶がない......(シンナーの純度が悪い為)色々溶剤等を変更し、硬化剤の配合率など少々替えながら、ついに完成。
実車COLORなんて簡単に。DICそしてPANTONE(デザイナーが使うカラーサンプル)までOK!!
(蛍光塗料は別メーカーで発売されています。)さすがウレタンです。
下記のペイントは属に言う「ウレタン・クリヤー」です。
http://www.paint-works.net/此処で買えます。これは少量でも小分けしてくれ一般のモデラー向きと言えるでしょう
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これは400cc缶です。 画像は硬化剤と一緒で缶の上に乗っているのが、 硬化剤です。 硬化剤は「標準型」と「速乾型」があります。 私の場合は「速乾型」を利用しています。 ここで、やってはいけないことを紹介します。 ウレタン用シンナーでは絶対希釈しないこと。 このシンナーにはプラモデルを犯す溶剤が含まれているからです。 希釈は絶対に上記で紹介したシンナーもしくはクレオスのシンナーで行って下さい。 シンナーの役目はあくまで、塗料の粘度を下げるだけでなく塗装する物まで塗料を飛ばす為の役目として考えて下さい。万が一梨地になってしまう場合はリターダーを追加するといいでしょう。これで飛沫乾燥は防げます。 |
それに最近になり使い出した「フッ素系クリアー塗料(もちろん2液型です)」これがまた最高なのです。もう御存じの通り耐スリキズ牲及、塗膜の柔軟牲。硬化剤の配合率を替えずにそのまま使えてしまうんです。それに乾燥速度(硬化)が私達の使っているPANA
ROCKより更に優れているのです。PS素材に直接吹きつけても素材変化無しなんです。現在発売されている荷姿は全塗装用(4kg)と部分塗装用(1kg)の2通りで価格的には高価ですがユーザーの中で唯一簡単に使えるといったらこの「フッ素塗料の1kg缶セット」ですね。
「ウレタン塗料は身体に悪いんじゃないか」という疑問があちらこちらで聞きますが、
これは硬化剤を混入した時に形成される「イソシアネート系化合物」というのが身体に有害な事なのです。防毒マスクや防塵マスクを着用すればなんら問題はありません。ただ唯一難点なのが塗装設備ですね。局所排気装置(塗装ブース)がないと、塗装ミストでそこらじゅうモクモク状態。
家庭用ピースコンでも使えない事はないのですが塗膜が断然薄くなる事は避けられないでしょう。(口径Φ0.8以上:正規はΦ1.3以上推奨)
常にプラカラー(ピースコン使用)を使用していますみなさんなら可能でしょうけど。日頃、大量に塗料を塗出する工業用ガンを使いなれていますと、これがじれったくってなりません。やはりドパーっといかないと(快感)、ストレスの元になりますから。(笑)
(缶スプレーで頑張っている皆さんすみません)
ここで解らない事があれば下記のメールフォームでメール下さい。
Modeling(塗装編)講座
今回の場合は時間的に厳しいのでJO-HANのOLDSMOBILE
CUTLASSの制作風景をリポートします。
まずはファクトリーシールドを剥がし、箱を開封します。
JO-HANの場合は欠品の例が多いので特に気をつけて、検品します。
取りあえず揃っている様なので部品の脱脂作業を行います。
(プラモ成形時に剥離剤としてシリコーン系やフッ素系を使っている為。)
ウインドウなどのクリヤー、メッキパーツ以外は全て脱脂します。通常模型雑誌には「中性洗剤などで洗って陰干しする」となってますが、私達は洗浄用溶剤(プレ・ソルベント)を使い"トブ漬け"にて行い脱脂します。乾燥は早いのですが、敢えてエアーガンにて脱脂剤を吹き飛ばします。
注: この溶剤(下記にて説明)は静電気で爆発しますので、取り扱いには十分注意してください。
その後パーティングラインなどを#600位の耐水ペーパーを使い、それらを消します。そのごスチールウールなどを使ってBody全体をサンディングします。で、もう一度ホコリなどを取る為水洗い、もしくは脱脂を行いサフェーサー(ラッカー系: グンゼカラーのサフェーサーが最適)吹きに掛かります。
十分に乾燥させBodyの歪みやたわみを観て、凹んだ所へパテを盛り、また十分乾燥させます。
(ここでまたアドバイスに入ります。我々の使っているパテはRock Paint製の「ポリ・グレイズ」(グレイジング・ポリパテ: 通常のポリパテやラッカーパテより極めが細かい後程画像付きで公開します)や「グレイジング用ラッカーパテ」、「グレイジング・アクリルパテ」を使い凹みや傷消しに使います)
※ラッカーパテとアクリルパテの違い
ラッカーの主成分は「硝化棉」が主成分でヒケが多いです。アクリルパテの主成分は名の通りのアクリルで、ヒケが少ない分、溶剤に非常に弱く成形後サフェーサーを吹いて隠す(オーバーコートする)必要性があります。
その後、
パテが乾いたらサンディングに入ります。耐水ペーパーの#400位から大きい歪みは#240などを使い面一になるようサンディングします。(特にJO-HAN物は酷いですからね!)
この時に各パーツの勘合調整をします。
塗装が終わっていざ組み立てという時、「パーツが合わない」という事をにならないように。この時に塗装シロを(約0.2〜0.3mm)予測して勘合調整を行います。
このCutlassの場合はフロントバンパーとグリル、ライト部が一体になっていまして、リアはバンパー部、テールライトが入るので、塗装シロを考え調整を行います。
これで一通りサンディングが終わった時点で再びサフェーサーを吹きます。
このような感じで何回かこのような作業を繰り返し、最終的に#1000か#1500で仕上げのサンディングを行います。
日本塗料工業会より実車の色見本と各原色の配合率が出ている物が有りまして、それらを見比べながらその車に合った色を探し出します。(本当はこの車のColorサンプルがあればこんな苦労はしないのですが........。) 何種類かの候補を抽出し実際にそのデーター通りに調色します。(ただしこの時、メタリックやパールがオーバースケールにならない様、原色側で調整します。) 何種類かのBody色を作ったら、実際に吹き付けてみます。(この時、前もってテストピースとしてアクリル板の白をDIY Shopで購入して置きます。) |
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なぜ、このような作業をするかと言いますと、調色用ポットに入っている実際作った色と吹き付けした時の色、および乾燥後では色が全然違って来るのです。大体メタリック系の色の場合ですと明るめになる傾向が多いです。それに色板を見る角度によっても色が全然変わる場合もあります。ですから私達は必ず試し吹きをしてから実際に塗装に入るのです。
| 今回の場合は覆面パトカー仕様にする為、ダークブラウン系 に決めました。色が決まった時点で今度は硬化剤を加えます。硬化剤はピペット(スポイト)等で量を計り、混入します。 (つや消し等にする場合は硬化剤を混入してから、フラットベース「ユニバーサル・フラットベース1kg缶入」を加えます) |
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硬化剤を加えた塗料にシンナーを加え吹き付け用の濃度に調整します。

今度はさらにその塗料の中にゴミやホコリ等が含まれていますので、濾し紙(和紙)をガンのカップに載せ必ず濾過します。
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その後、カップの蓋を締め、本塗装に入ります。 |
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これで下吹きが終わり、2,3回本塗装を繰り返します。 その後一時表面が乾燥するのを待ってクリヤーの吹き付けに入るのです。 |
この時、ウレタン塗装時の注意が有ります。 ※「ちぢみ」とは塗装面にシワが寄る事を意味します。 |
取りあえず、これが我々塗装時の基本ですので御参考まで。
Modeling(剥離方法、パテ、溶剤、冶具)講座
● 模型用ラッカー塗料の剥がし方(ここで紹介している改造ウレタン塗料も含む)
グンゼシンナー1に対しメタノール1で混ぜれば剥離用溶剤の出来上がりです。
(注意:メタノールは劇物扱いなので「危険物取扱」の資格を持っていないと入手できません)
どうすりゃいいかって?
アルコールランプ用の「燃料用アルコール」を購入すればいいのです。
これなら、一般の方でも容易に入手可能です。
それで、台所用品で蓋の付いたクリヤータッパー(深くて、大きいほうがいい)bodyがすっぽり入る大きさのを買ってきます。
それに先程作った剥離溶剤をたっぷり入れ、塗装で失敗したBodyを入れます。
数分待って、歯ブラシ等でコスリ洗い。
見る見るうちに剥がれます。
でも、下地でやったラッカーパテも剥がれてしまいますので御注意を。
下地処理を完全に行った(盛る所を荒い番数のペーパーでサンディングする)ポリパテは剥がれません。
ただ単にプラに載せた場合のポリパテは剥がれます。
★完成したModelについて
注意)普通の模型用塗料で製作した方へ
剥離用として紹介した、メタノールでBody等を拭かないで下さい。
なぜなら、メタノールの使用目的として、洗浄用、剥離用となってます。
という事はせっかく艶をだした、模型用塗料が犯され、やりすぎると塗料自体がはがれてしまうのです。
これは車両用ラッカー塗料でも同様なので、絶対に避けて下さい。
もし、綺麗にしたければ静電気防止剤、タミヤ・モデリングワックスなどを使って下さい。
● Body塗装用冶具
私がCAR Model のBodyを塗装する際、この様な冶具を使ってます。

CADで書けばもっと良い図が書けるのですが、拡張子の問題でGIF画像を使いました。
この冶具は上記、塗装時にも使ってます。
材質はABSで十分なのですが、市場の関係上一般では入手困難ですので、木材でも可能です。
寸法は下記の図面を参考にして下さい。

この寸法を参考に材料を切り出して下さい。
この図の寸法はあくまでも目安ですので、大きさは各自のオリジナルで構いません。
材料が揃った時点で、A図を参考にパーツ『1』の片方の端面に木工用ボンドか、ゴム系ボンドを塗り、表面が乾くまで待ってます。
乾いたら、パーツ『2』の中心部に『1』を接着、強度が欲しいので裏から(下穴Φ2.5)M3ぐらいの皿タッピングスクリューネジでネジ止めをしてください。
次の工程に入ります。
木材と両面テープの相性が良くないので、15X20X4mmのプラ板を作ります。厚さ4mmのプラ板が無い場合、
1.2mmのプラ板を積層して作って下さい。
(めんどくさいのでそのまま使い、強力両面テープでお使いになられた場合。両面テープは時間経過によりどんどん接着力が強まってくるので、後でプラモから剥がせられなくなります。このような手法を使った場合の保証は一切受け付けません。)

図のように木材とプラ板にゴム系ボンドで貼り付けて下さい。
ここも強度が必要なので、Φ2.5ぐらいのドリルで木材に達するまで穴を開けて下さい。
その後M3ぐらいの皿タッピングスクリュウネジでしっかり固定。
表面に皿ネジの頭がでっぱらない様にネジ止め。
へこんでいればOKです。
これで出来上がりです。
どうやって使うのか?って。
積層したプラ板(固定済み)に普通の(強力タイプは使わない)両面テープを3枚ぐらい重ね貼りして下さい。
(3枚ぐらい重ねる理由:プラモの屋根はR(曲面)面になっている為、重ね貼りをすることによって、その曲面に馴染むのです。)

それで初めてCAR BODYの裏側、天井部にこの冶具を貼り付け。

どうでしょうか? 今までスプレー缶に貼り付けてたのが、持ち易くなります。
置いても倒れない!!
冶具の裏に両面テープを貼り、箱などに貼り付けそのまま持って遠くまで移動可能!!

上の例はABS製の冶具です。
コンバーチブルの例は後ほど。
これも簡単です。
こんな簡単な塗装冶具、なぜ日本で発売しないのかな?
USAでは各社色んなアイディアで発売されているのに〜ィ!!
●脱脂
私が使っている脱脂溶剤です。
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